今日は昨日に続きいよいよ電源投入からセットアップ、そしてPC制御等のアプリの動作確認である。Skyscan Hand Controlの英文マニアルを見ながら進めるも良くわからない点が多々あったが
以下の手順に落ち着いたので手順確認の意味でこの記録を残します。
0.設置と極軸望遠鏡の調整
今回は極軸望遠鏡や極軸の調整はスルー
なお、私の(この)AZ-EQ6はクランプが弱いようなので望遠鏡搭載作業時のポジションは
下記の写真のポジション(姿勢)で作業を行うことが重い機材を安全に搭載し、また、
クランプにダメージを与えない上で必要と思いました。しかし、重い機材をバランス完璧に
搭載するのは相当慎重になります。クランプがもう少し強いとよいのですが・・・。
(この姿勢は極軸調整時の姿勢でもある)
望遠鏡搭載作業や極軸調整時の姿勢 |
1.赤道儀のホームポジション
バランス調整後、望遠鏡が天の北極を望むように位置調整(赤緯)する。
(0.の状態から赤緯を90度回転した位置)
この状態でRA指標は”0”、DEC指標は”90”を示すように指標環を調整している。
(指標環調整はこれで正しいのかな?)
電源投入直前の姿勢(極軸向き) |
2.この状態で赤道儀の電源を投入する
・Initializing・・・が表示される。
Synscan V3.34はこの姿勢をホームポジションとして初期化するようです。
EQモードでは電源投入時のこの姿勢(天の北極向き)が必須のようです・・??。
・終了するとOperating Modedの選択画面に変わる
Modeは▽△ボタンで EQ/AZ Modeを選択しENTERボタンで設定完了する。
・>>Synscan<< Ver.03.34が表示される。ENTERを押し次のステップに進む。
・WARRNING....が表示され”太陽を直接見るな”などがスクロール表示される。
ENTERを押すと次に進む。
・Start from park pos ? 1)Yes 2)No が表示される。
(注:Parkを設定して電源Offした時のみ表示される)
極軸調整やアライメントをやり直す時は”2”を押してENTER
次の項目が表示されるのでマニアルに従って入力
・Enter Location
・Set Time Zoon
・Date: mm/dd/yyyy
・Enter time:
・Daylight Saving?
・Polaris Position in P.Scope=HH:MM (確認表示のみ)
・Hour Angle of Polaris = hh:mm (同上)
**
今回の望遠鏡搭載方法の場合、ホームポジション設定してから極軸調整はできないので
この段階で北極星位置が表示されても望遠鏡でしか確認できない。
セレストロンなどの極望調整ポジションをホームポジションとして、搭載する望遠鏡の向きを
適時設定する方式のほうが扱い易い気もがするが・・?
3.アライメント
前記2まで終えると
”Bigin alignment? 1)YES 2)NO ”が表示される。
アライメントする場合は”1”を押してアライメント作業を行う。
今回は天候不順であり
EQモードでは”2”でセットアップ終了
AZモード時は適当(星図ソフトの星の位置を見当に)に2スターアライメントでセットアップ終了
*星図ソフト等でアライメントから導入まで全て行おうとするのがEQMODEプロジェクトで
EQDIRECT接続(Synscan HCを使わずにマウントと直接接続)が良いらしい。
私はAndroidPad(NEXUS7)等だけで済ませたいので当面EQDIRECTは行わない。
Windows8のPADなどを購入することになれば移行するだろう・・。
4.各種セットアップの確認
”Choose menu” が表示されれば初期設定は終わっているので、”Utirity”ボタンを押して設定 情報や設定結果などを確認することができる。
また、追尾モード設定やガイドスピード設定等もここからメニュー選択して行います。
5.PC等の接続
設置、初期設定、アライメントと前述の3項まで行うとPC等と接続が可能となる。
(注: この作業以前に接続等を行うとおかしな挙動を行う場合がある・・ようだ。)
NEXUS7とはBluetooth-RS232C接続 画面はSkysafari Plusで望遠鏡側と接続完了しDSCが表示されている |
私はNEXUS7のSkysafari PlusをBluetooth-RS232Cで接続、
PCはWindows7にてステラナビゲータとCartes du CielのUSB-RS232C接続確認を行った。
・ステラナビゲータはEQモードのみ確認(AZモードは単に未確認なだけ)、
・SkysafariとCartes du CielはEQ/AZの両モードで接続確認した。
・Cartes du Cielの場合、ASCOMドライバーはCelestron Scope Driverを利用して行った。
★ SynscanはPC側から時刻設定や観測地設定が出来ない。
★ Synscanは星図アプリにて自在に同期処理できない。
従って、 Synscan EQモードは設置時からホームポジションが厳格に求められるし
AZモードでは事前の2スターアライメント以上が必須です。
☆☆☆
最初から何かと小言をいってもAZ-EQ6は正直格好良いと思うし、どっしりしているし、思ったよりも軽く感じるし、高速に導入できるしそれがまた静かだし、クランプフリーでぶん回してもエンコーダーで追従してくれし、経緯台モードも使えるし、精度は他者のレビューで期待できるし・・等々、現状は非常に満足度が高いです。・・あとは私の機材固有の問題がないことを期待して今回は終わり。