2013年3月31日日曜日

AZ-EQ6 セットアップ編

 花見に絶好な時期だがあいにく天候はすぐれない、機材の整備等には好都合である。
今日は昨日に続きいよいよ電源投入からセットアップ、そしてPC制御等のアプリの動作確認である。Skyscan Hand Controlの英文マニアルを見ながら進めるも良くわからない点が多々あったが
以下の手順に落ち着いたので手順確認の意味でこの記録を残します。

0.設置と極軸望遠鏡の調整
   今回は極軸望遠鏡や極軸の調整はスルー
  なお、私の(この)AZ-EQ6はクランプが弱いようなので望遠鏡搭載作業時のポジションは
  下記の写真のポジション(姿勢)で作業を行うことが重い機材を安全に搭載し、また、
  クランプにダメージを与えない上で必要と思いました。しかし、重い機材をバランス完璧に
  搭載するのは相当慎重になります。クランプがもう少し強いとよいのですが・・・。
  (この姿勢は極軸調整時の姿勢でもある)

望遠鏡搭載作業や極軸調整時の姿勢



1.赤道儀のホームポジション
   バランス調整後、望遠鏡が天の北極を望むように位置調整(赤緯)する。
   (0.の状態から赤緯を90度回転した位置)
  この状態でRA指標は”0”、DEC指標は”90”を示すように指標環を調整している。
  (指標環調整はこれで正しいのかな?)
  

電源投入直前の姿勢(極軸向き)



 2.この状態で赤道儀の電源を投入する

   ・Initializing・・・が表示される。
    Synscan V3.34はこの姿勢をホームポジションとして初期化するようです
    EQモードでは電源投入時のこの姿勢(天の北極向き)が必須のようです・・??。

   ・終了するとOperating Modedの選択画面に変わる
    Modeは▽△ボタンで EQ/AZ Modeを選択しENTERボタンで設定完了する。

   ・>>Synscan<< Ver.03.34が表示される。ENTERを押し次のステップに進む

   ・WARRNING....が表示され”太陽を直接見るな”などがスクロール表示される。
    ENTERを押すと次に進む。

   ・Start from park pos ? 1)Yes 2)No が表示される。
    (注:Parkを設定して電源Offした時のみ表示される)

    極軸調整やアライメントをやり直す時は”2”を押してENTER
    次の項目が表示されるのでマニアルに従って入力

   ・Enter Location
   ・Set Time Zoon
   ・Date: mm/dd/yyyy
   ・Enter time:
   ・Daylight Saving? 
   ・Polaris Position in P.Scope=HH:MM (確認表示のみ)
   ・Hour Angle of Polaris = hh:mm   (同上)

   **
   今回の望遠鏡搭載方法の場合、ホームポジション設定してから極軸調整はできないので
   この段階で北極星位置が表示されても望遠鏡でしか確認できない。
   セレストロンなどの極望調整ポジションをホームポジションとして、搭載する望遠鏡の向きを
   適時設定する方式のほうが扱い易い気もがするが・・?

3.アライメント
   前記2まで終えると
   ”Bigin alignment? 1)YES 2)NO ”が表示される。
   アライメントする場合は”1”を押してアライメント作業を行う。
   今回は天候不順であり
   EQモードでは”2”でセットアップ終了
   AZモード時は適当(星図ソフトの星の位置を見当に)に2スターアライメントでセットアップ終了

   *星図ソフト等でアライメントから導入まで全て行おうとするのがEQMODEプロジェクトで
    EQDIRECT接続(Synscan HCを使わずにマウントと直接接続)が良いらしい。
         私はAndroidPad(NEXUS7)等だけで済ませたいので当面EQDIRECTは行わない。
    Windows8のPADなどを購入することになれば移行するだろう・・。
    
4.各種セットアップの確認
  ”Choose menu” が表示されれば初期設定は終わっているので、”Utirity”ボタンを押して設定  情報や設定結果などを確認することができる。
  また、追尾モード設定やガイドスピード設定等もここからメニュー選択して行います。


5.PC等の接続

  設置、初期設定、アライメントと前述の3項まで行うとPC等と接続が可能となる。
  (注: この作業以前に接続等を行うとおかしな挙動を行う場合がある・・ようだ。)

NEXUS7とはBluetooth-RS232C接続
画面はSkysafari Plusで望遠鏡側と接続完了しDSCが表示されている




  私はNEXUS7のSkysafari PlusをBluetooth-RS232Cで接続、
  PCはWindows7にてステラナビゲータとCartes du CielのUSB-RS232C接続確認を行った。

  ・ステラナビゲータはEQモードのみ確認(AZモードは単に未確認なだけ)、
  ・SkysafariとCartes du CielはEQ/AZの両モードで接続確認した。
  ・Cartes du Cielの場合、ASCOMドライバーはCelestron Scope Driverを利用して行った。

  ★ SynscanはPC側から時刻設定や観測地設定が出来ない。
  ★ Synscanは星図アプリにて自在に同期処理できない。
  従って、 Synscan EQモードは設置時からホームポジションが厳格に求められるし
  AZモードでは事前の2スターアライメント以上が必須です。

今まで、GP赤道儀をNS5000導入装置でPC等のプラネタリュームアプリを使ってきた身としては上記の★は使い辛いと感じる。いままではファインダーで星を捉えてアプリで同期処理し見たい星を導入するのだが、Synscanだとまずは赤道儀単体でアライメントしプラネタリュームソフトは導入に徹することとなる。ここ光害地ではアライメントも1スター方式しか難しい場面がおおいであろうし、アライメント星の名前を知らない初心者である自分はプラネタリュームソフトに頼るしかないのでSynscan単体で同期を取らなければならない(星図や星図ソフトを見ながら)のは辛いと思われる。私の使い方や考え方が違っていてこの新機材の方式で良い方向性がでれば良いのだが・・??

☆☆☆
最初から何かと小言をいってもAZ-EQ6は正直格好良いと思うし、どっしりしているし、思ったよりも軽く感じるし、高速に導入できるしそれがまた静かだし、クランプフリーでぶん回してもエンコーダーで追従してくれし、経緯台モードも使えるし、精度は他者のレビューで期待できるし・・等々、現状は非常に満足度が高いです。・・あとは私の機材固有の問題がないことを期待して今回は終わり。
  

 

2013年3月29日金曜日

AZ-EQ6 とうちゃこ

 待ちに待った AZ-EQ6赤道儀が遥々ドイツから到着した。(日本の代理店経由ですが・・)
1月11日発注から77日目、なんとも縁起の良いような経過日数であろうか。

早々に開封の儀・・・。

荷姿

代理店さんが貼った切手は星座!
何か気持ちが入ってますね!

マウント部の内容物

添付品
ウェイトの1個は三脚箱にもう一個は別梱包
ケーブル類は左から RS232C,マウントケーブル、電源ケーブル
CANON用リリースケーブル

制御端子類

三脚に載せました!

高度ノブ
経緯台モードもこのノブを回して行う

経緯台モードの場合

赤道儀モードの場合

極軸望遠鏡

三脚トレイ部分
これもアルミ鋳造品のようだ!

ここだけに塗装剥がれが・・キズの相手が見つからない?
全体的にはシッカリした出来だと思う!

鋳造のスが目立つ部分、弱くなければ良いのだが・・


イモネジ問題があるらしいので確認



イモネジは見えるので問題ないようであるが緩いかは後日
安価なACアダプタ経由なので電圧確認しながら接続
このACアダプタは最悪!
起動時に最大18Vが出てしまう
電源投入して電圧が安定してから電源接続しそしてマウントのPowerONと慎重に!

電源ON え、AZモード
バージョン確認
V3.31・・え???

Skywacharのサイトにも記載(V3.27,V3,34)がないバージョン
最新はV3.34なのでアップデートすればよいのだろうけど気になる!

マニアル見ながらセットアップしようにも手順が不明瞭・・Setupキーを押しても変化なし????
何度読み返しても見当たらないEnter押したらSetupらしきモードに・・これは苦労しそうだ!

急いで誤って操作してはもともこもないので今日はここまで・・・。


2013年3月26日火曜日

SAKURA

今年は早くも満開だが天候は今一、朝の陽光を求めて近所の桜公園へ

日の出

朝の都心方面と桜公園

公園の横には桜トンネル!

桜とクレージーヒューストン

近所の小さな桜公園(パノラマ合成)

2013年3月21日木曜日

パンスターズ彗星(2)

5日振りのパンスターズ彗星、天候に恵まれ今までで一番良い条件で撮影できたように思う。

18:50
400mm KissX2(改) LPS-P2 ISO400 25秒

18:40
6枚をコンポジット(計125秒)

2013年3月16日土曜日

パンスターズ彗星

 なかなか見ることが出来なかったパンスターズ彗星を15、16日に撮影に成功した。
今回、NEXUS7(Skysafari)+NS5000自動導入装置(Bluetooth接続)+GP赤道儀で難なく導入ができました。Skysafari Plusは月で同期させパーンスターズ彗星を検索して導入するだけでほぼど真ん中!・・このシステムはほんとうに楽ちんです。

15日は双眼(6.5倍21mm・12倍50mm)で見ることができず写真(90mmレンズ K-5 ISI100 1秒)にも一見すると写っていなかった、が念のためレベル調整したら辛うじて写っていた。



16日はファインダー(50mmx8倍)越しに見ることができ且つ400mm望遠(ISO100 5秒、13秒、20秒)からも比較的映りの良かった13秒ものを数枚コンポジットして何とか見れるものが得られた。






2013年3月9日土曜日

ピラー脚の自作 その3

 若干ブレが大きかったので補強部材を手配して補強した。
ネットで部品探していたら”配管部品.com"にてクイックレベル(1290円/2ケ)と呼ぶ配管支持金具が見つかり6日に入手した。この金具は比較的やわだった(もう少し焼き入れが欲しい)ので再度補強金具(848円)を近所のホームセンターで探して昨日完成した。また、手持ちの化粧ノブ(何かの付属品)を高度調整用に流用し追加した。

 星空は春霞と黄砂等でどうにもならないが改良結果を確かめるため極軸を調整を実施、ブレが減った分調整が楽になった気がする。

改良ポイント

極軸の調整
まだ甘い

オリオン座大星雲
(黄砂等で最悪)

おとめ座銀河団

しし座銀河団(M96銀河群)