2013年10月24日木曜日

ひょんなことからAT-65Q

 あまりの天候から機材整備のポチリ病に掛かっていました。
結露防止用ヒーター、3倍バローレンズ、ロスマンディーアリガタプレートなどが目的でしたが、ある事情からAstro TechのAT-65Qも購入してしまいました。
BORG77EDⅡやSE66EDと被るところが多いのですが、フラットフィールドとラックピニオンのフォーカサーにひかれ、そしてなんとなくこの機材の各部品は使い回しができる可能性を感じダメモトで購入しました。

 入手後、すぐに調べたのはフラットナーの組み込み構造です。2枚構成のユニットで鏡筒とフォーカサーを繋ぐ役割も持っています。このユニットを外すと鏡筒とフォーカサーはネジ込径が異なり繋がらなくなります。次にフォーカサーの可変域は60mm、PentaxKマウント(フランジバック45.5mm)での無限遠時のフォーカサー目盛は40mm付近(カメラ接続アダプタ類の光路長さによる)となりました。
レデューサ等でF値を上げるのは難しそうです。なお、アイピースでの眼視時は2"延長アダプタ等が別途必要です。添付の鏡筒バンドやアリガタはシッカリした構造ですが、カメラを取り付けると前後バランスが取れません。より後方に持ってゆきたいのですがフィーカサーのストッパーと当たってしまいますのでバランスをとるには工夫が必要です。ラック&ピニオン良いですね!安心してカメラをぶら下げられます。回転機構も滑らかでガッチリ固定もできます。

 さて、本題は写りですが悪天候続きで実写ができません。
ブログもなかなか更新できないので偽星シートを撮影して我慢!
なお、周辺減光はありますが光軸バッチリ(フォーカサーにガタは見られません)の綺麗なフラットも撮れました!

AT-65Q

なかなか優秀だと思いますが如何でしょ


FLATの周辺減光調査





2013年10月12日土曜日

ISON彗星

 まだ、ISONの準備には早いですが、ちらほらWebに写真が上がっているので私も挑戦!
自宅から東の方面は品川であり大都会の空の上にISONが見えたらこれはまた楽しそうである。

今回はISONを見つけることが目的なので星図と合わせやすい135mmのレンズで撮影しました。
そして、ステラナビゲータで写真マッチングを行ったところISONの核らしいのが???
尾が写らないのでステラナビを信じて撮れたことにしよう!

<訂正> よくよく調べたらISON位置の同定にミス、やはり撮れていないことが判明


ステラナビに写真を張付け(縮小画面)
ステラナビに写真を張付け(拡大画面)
オリジナルの切り出し+○印位置表示
どうも、○印の左下あたりが本当のようだ
オリジナル画角の一枚(リサイズのみ) 4時3分
ポタ赤(CD-1)使用・・極軸ずれている!

Pentax K5 A135mm/F1.8 
ISO1600 F8 38秒


2013年10月10日木曜日

挑戦!光軸調整(斜鏡)

 無謀にも光軸調整(斜鏡)を断行した。
センタリングアイピース(1.25")とコリメーションアイピース(2")を入手しSE190MNの状況を見ると大きくずれているように思えた。自分の知識で斜鏡と主鏡の両方に手をだすとことは無謀なので手順どおり斜鏡だけを調整してみました。2日かけて何度もやり直すも何が正しいのかチンプンカンプン・・どうしても光軸が合わない。そして、センターマークが見えにくいことと、どうも光軸調整機構の動きが不自然なので勉強しようと筒先端のメニカス補正レンズを外そうとしたが全てのネジが緩まない!・・・。しかたがない、エイヤ! これでどうだ、もう分からん!

諦めたところで調整結果を定量的に把握するにはどうすれば良いのか?
そこで重い浮かんだのが Qcam Pro 4000の利用であった。
QcamのレンズはCマウント用1.25"アイピスアダプタの中に入るので、斜鏡の位置に焦点が合うよう調整して斜鏡に写るセンターマークの状況を撮影した。目で見るより見えにくいが定量的な判断が出来そうである。



そして、弄ってしまった斜鏡である程度(調整前程度)は撮れるか心配しながら昨晩の撮影となりました。

オリオン大星雲
馬頭星雲


オリオン座が見えるまではAZ-EQ6の極軸調整と格闘しながら、固定撮影で南方をタイムラップ撮影しました。

南方の空