2012年11月29日木曜日

2012/11/28 半影月食

昨晩の半影月食にチャレンジしました。
望遠鏡を覗いている分には良くわかりませんでしたが強調処理するとなるほど・・。

天文現象は何年も待たねばならないので事前準備が欠かせないのに今回も大失敗。
K-5(765mm ポタ赤追尾)は最大食前にバッテリー切れ(満タンに近いハズだったのに・・?)。
そして、途中から思いつきで追加した固定撮影はタイマーなしのK-x(27mm K-x)、隣のポタ赤のインターバルタイマー(2分)を見ながらマニアルシャッター挙句の果てに最大食の時間を誤って両方とも消化不良な結果((^_^;)


765mm(510mmx1.5) Pentax K-5 ポタ赤追尾
2分間隔の一覧
半影食を強調処理したものです
23時21分でバッテリ切れ・・トホホ

同上 オリジナル+弱い強調処理
望遠鏡で覗いていてもよくわかりません
食が大きくなると眩しさが和らいで見やすくやりました。
27mm Pentax K-x 固定
4分と2分間隔を比較明合成
(南天で赤道より高い位置だと昇るんだ)

2012年11月23日金曜日

NEXUS7でカメラ(EOS Kiss-X2)接続

NEXUS7の天体望遠鏡とのUSB/Bluetooth接続を実験してきたがカメラも繋ぎたい。

IR改造したKiss-x2でのフォーカス確認は背面モニターかPCでEOSユーティリティを使ってきたが、今回は当然NEXUS7の出番である。Google Playで検索すると”DSLR Controller (BETA)"がEOS対応で販売されていた。649円もするが製品バージョンでは値上げすると書いてあるので人柱覚悟で購入手続き、15分以内に基本動作確認しキャンセルは行わないで購入決定した。



 
写真はKISS-X2(IR自前削除改造)にカメラレンズを付けてNEXUS7で操作している場面、右下がセッティング用アイコン、その上がレリーズ/キャプチャーボタン、左上のAVボタンを押すとLiveViewとなる(セッティングによる)。上部にあるフォーカスボタンでリモートフォーカス調整もできる。(なお、NEXUS画面の被写体が赤みをあびているのはIRフィルターが無いためです)

バッテリ問題は残るが、赤道儀はBluetooth接続、カメラをUSB接続とすることで導入からフォーカス確認、そしてインターバル撮影までNEXUS7のみで可能となる。

もっとも、WindowsPC等を使えば無料で豊富な天体系アプリが利用できるので余分な費用と時間を掛けないほうが良いようにも思いますが・・・。


<追記>
 雨なので主鏡をKiss-X2改でNEXUS7のリモート制御(上記)にて撮影しました。
特徴としては、BORG鏡筒部分はL135mmに変更しバックフォーカスを大きくしてVixen汎用スライドバーにてM80部分とM60部分(BORG 60φ鏡筒バンド)をホールドしています。これで、ヘリコイドMの動きがずいぶんと良くなりました。また、Vixenアリミゾ式台座を加工してBORG DZ-2の台座にはめ込んでスポットファインダー等を取り付け可能にしています。星雲星団撮影時は60φ部分はレデューサ(0.78倍)へ、カメラはKiss-x2改に取り換えますが、ドローチューブと鏡筒バンド位置を調整して焦点距離の調整が可能です。

BORG77EDⅡ 太陽&月撮影構成

2012年11月18日日曜日

月追尾スピードの確認


 今日は月が綺麗だったので、追尾モード変更の確認とターマーリモコン(IRモード)の実践確認を行った。
ターマリモコン(IRユニットとの組み合わせ)は絶好調でした。
しかし、極軸ズレのほうが大きく確認になりません。(トホホ・・)
このような確認時は極軸をシッカリ合わせないとダメですね。(常識ですよね・・)
それでも、恒星追尾の時と比べ明らかに微調整が激減しましたので効果大でしょう?
月の赤緯側変動はどれくらいあるのかな?色々と勉強不足経験不足を痛感!! 

 (ブログに載せられるレベルでは無いのだが・・)
 


RA05確認画面



NS5000とBluetooth接続
(リモコンPADの動作がバージョン変更前と違う?)


  
ターマールモコン(IR拡張)
アリガタの底にテープ止め
設定時はまだ明るい時間帯です


今日の月
BORG77EDⅡ 510mm + x1.4L+x1.5
 ダブルリアテレコン(1071mm相当)にて撮影 

追尾結果・・極軸ズレのほうが大きい
(2分インターバ)

恒星追尾と合成(両方とも南中すこし過ぎたころ)
いやはや、極軸まったく合ってませんでした

2012年11月15日木曜日

望遠鏡制御とアンドロイドアプリ

”USB Serial Monitor Lite”作者のKeisukeさんはアプリをオープンにしてくれています。
そこで、開発環境のインストールからデバッグまで準備を整えてソースを眺めて勉強している。

 ソースにカーソルを移動するとAPIレファレンスなどが表示されるがチンプンカンプンである。
アセンブル時代のファーム/ソフト開発しか経験のない身にはかなりハードルが高いと感じる。
Bluetooth版も探してみたら ”BlueTerm" がソース公開されている。

 コマンドによる簡易望遠鏡制御ではCopipeの定型文登録が比較的便利に使えているのでターミナルソフト側に手を加える必要性は感じられなくなっているが、これらのソフトでAndroidアプリを少しずつ気長に勉強してみようと思う。ソースを公開されている作者の皆さんに感謝します!







2012年11月7日水曜日

SkEye 星図ソフトについて

 天体素人の私にとって厄介なのが望遠鏡(または自身の目)と星の同期(アライメント)作業です。
星図ソフトを色々と触っているが星空の見た目と星図が近いものは結構少ない気がする。
NEXUS7の購入でSkySafari Plusを購入しこれで簡単に出来るかと思ったが、自動導入には至って便利であるがアライメント星を見つけるのは結構扱いが難しい。いろいろと星図アプリを探していたら無料の「SkEye」というのがあったので使った感じを紹介します。

 Googl Sky Map、SkySafari、SkEyeで同じ空を眺めながら扱ってみたが、私の感覚とSkyEyeが良くマッチするし操作感も程よい。何よりも多すぎない星(1191)とその表示がシックリしているし精度も他のアプリより高いように思う(同じハード上だが何で違うのかな?)、作者自身が天体趣味なので実体験から実用的に作られているからかもしれない。このソフトはマニアル(英語)もPDFでしっかりと作られている。また、外部アプリとのAPIも用意されており「Star Odyssey」が事例として、作者のサイトでAPIが解説されている。(有料のPro版も有り、Freeでも広告は無い)

以上、無料で天体観測に実用的な星図ソフトだと思いましたので紹介です。

スクリーンショット
DSCでアライメント方向を案内している




ダイヤモンド富士

自宅付近からダイヤモンド富士に挑戦しましたが大失敗、修業がたらん!



2012年11月3日土曜日

文化の日

久しぶりに綺麗な夜景になりました。
都心に昇る大きな月も大迫力でした。






ようやく期待する位置に昇りました

スカイツリー


東京タワーは何時もと違うライトアップ

2012年11月1日木曜日

都心に昇る月

スッキリしない夜空ですが、東京(新宿)に昇る月をパノラマ写真にしました。
29日から毎晩狙ってるのですが空気の状態は悪いままです。

Pentax K-5 135mm ISO200 絞り2.0 1.3秒 x 3枚
Photoshopにて合成後リサイズ 

月・木星とアルデバラン
都心上空方面なので明るいのしか見えません
Pentax K-5 135mm  ISO100 f5.6 1/60s




プラネタリュームソフト C2Aの画面
Cartes du Ciel とどちらが使いやすいかな?


参考 恒星・星雲データ

簡易望遠鏡制御(NS5000/LX200準拠)用の恒星データと星雲データの初版を作りました。
データ確認は例えばNS5000のCh2にPC接続(プラネタリュームソフト)、Ch1にNEXUS7(USBシリアル等)を接続して同期、導入等をおこなうことで正確にデータシュミレーションが行えます。
なお、私の場合NS5000をV5.22対応に改造依頼中なので、改造が終わってから本格的に動作確認とデータ整理をいます。

<データの使い方>
 ①下記のテキストをコピーしデスクトップ等(任意)に保存します。
 ②NEXUS7のDownloadフォルダー等(任意)にコピーします。
 ③NEXUS7のエディター(Jota Text Editor)で開いて、保存を
   文字コード:UTF-8、改行:LF指定(Linux/Android用に変換)にて
   保存先をCopipe(sdcard0/com.matabii.copipe)の importフォルダ に保存します。
   *事前にimportフォルダーが有るか確認し無ければ作って置いてください。
 ④Copipeを起動しメニューの「その他」「インポート」にてインポートしてください。
 
 あとは、ターミナルソフト(USB-Serial や Bluetooth Terminal )と”Copipe”で望遠鏡制御!
 !!データミスによる予定外の望遠鏡の動きに注意・・事前シュミレーションしましょう!!
  
 これで、一通りNEXUS7による簡易な望遠鏡制御(NS5000/LX200準拠)の準備が整いました。SkySafariでの操作にイライラついたら、Copipe手法も案外良いかもしれませんよ!
また、データを整理拡張してゆくことで星や星座名を覚える良い方法かもしれません(笑い)


<恒星.txt>

恒星
\d:シリウス(Sirius) -1.46等 おおいぬ座α星(α CMa)
:Sr06:45.1#:Sd-16*43#
\d:カノーブス(Canopus) -0.72等 りゅうこつ座α星(α Car)
:Sr06:24.0#:Sd-52*42#
\d:アークツルス(Arcturus)-0.05等 うしかい座(α Boo) 
:Sr14:15.7#:Sd+19*11#
\d:リギル(Rigil) -0.01等 ケンタウルス座(α Cen)
:Sr14:39.6#:Sd-60*50#
\d:ベガ(Vega) 0.03等 こと座(α Lyr)
:Sr18:36.9#:Sd+38*47#
\d:カペラ(Capella) 0.08等 ぎょしゃ座(α Aur)
:Sr05:16.7#:Sd+46*00#
\d:リゲル(Rigel) 0.12等 オリオン座(β Ori)
:Sr05:14.5#:Sd-08*12#
\d:プロキオン(Procyon) 0.37等 こいぬ座(α CMi)
:Sr07:39.3#:Sd+05*14#
\d:ペデルギウス(Betelgeuse) 0.46等 オリオン座(α Ori)
:Sr05:55.2#:Sd+07*24#
\d:アケルナー(Achernar) 0.46等 エリダヌス座(α Eri)
:Sr01:37.7#:Sd-57*14#
\d:ハダル(Hadar) 0.61等 ケンタウルス座(β Cen)
:Sr14:03.8#:Sd-60*22#
\d:アクルックス(Acrux) 0.76等 みなみじゅうじ座(α Cru)
:Sr12:26.6#Sd-63*06#
\d:アルタイル(Altair) 0.77等 わし座(α Aql)
:Sr19:50.8#:Sd+08*52#
\d:アルデバラン(Aldebaran) 0.85等 おうし座(α Tau)
:Sr04:35.9#:Sd+16*31#
\d:アンタレス(Antares) 0.96等 さそり座(α Sco)
:Sr16:29.4#:Sd-26*26#
\d:スピカ(Spica) 0.98等 おとめ座(α Vir)
:Sr13:25.2#:Sd-11*10#
\d:ポルックス(Pollux) 1.14等 ふたご座(β Gem)
:Sr07:45.3#:Sd+28*02#
\d:フォーマルハウト(Fomalhaut) 1.16等 みなみのうお座(α PsA)
:Sr22:57.6#:Sd-29*37#
\d:ベルックス(Becrux) 1.25等 みなみじゅうじ座(β Cru)
:Sr12:47.7#:Sd-59*41#
\d:デネブ(Deneb) 1.25等 はくちょう座(α Cyg)
:Sr20:41.4#:Sd+45*17#
\d:レグルス(Regulus) 1.35等 しし座(α Leo)
:Sr10:08.4#:Sd+11*58#
\d:アダラ(Adara) 1.50等 おおいぬ座(ε CMa)
:Sr06:58.6#:Sd-28*58#
\d:ガクルックス(Gacrux) 1.59等 みなみじゅうじ座(γ Cru)
:Sr12:31.2#:Sd-57*07#
\d:ツィー(Tsih) 1.60等 カシオペア座(γ Cas)
:Sr00:56.7#:Sd+60*43#
\d:カストル(Castor) 1.60等 ふたご座(α Gem)
:Sr07:34.6#:Sd+31*53#
\d:シャウラ(Shaula) 1.63等 さそり座(λ Sco)
:Sr17:33.6#:Sd-37*06#
\d:ベラトリックス(Bellatrix) 1.64等 オリオン座(γ Ori)
:Sr05:25.1#:Sd+06*21#
\d:エルナト(elnath) 1.65等 おうし座(β Tau)
:Sr05:26.3#:Sd+28*36#
\d:アルニラム(Alnilam) 1.68等 オリオン座(ε Ori)
:Sr05:36.2#:Sd-01*12#
\d:ミアプラキドス(Miaplacidus) 1.68等 りゅうこつ座(β Car)
:Sr09:13.2#:Sd-69*43#
\d:アルナイル(Alnair) 1.73等 つる座(α Gru)
:Sr22:08.2#:Sd-46*58#
\d:アルニタク(Alnitak) 1.76等 オリオン座(ζ Ori)
:Sr05:40.8#:Sd-01*57#
\d:アリオト(Alioth) 1.77等 おおぐま座(ε UMa)
:Sr12:54.9#:Sd+55:58#
\d:スハイル・アル・ムーリフ(Suhall All Muhlif) 1.78等 ほ座(γ Vel)
:Sr08:09.5#:Sd-47*21#
\d:ミルファク(Mirphak) 1.79等 ペルセウス座(α Per)
:Sr03:24.3#:Sd+49*52#
\d:ドゥーベ(Dubhe) 1.80等 おおぐま座(α UMa)
:Sr11:03.7#:Sd+61*45#
\d:カウス・アウストラリス(KausAustralis) 1.82等 いて座(ε Sgr)
:Sr18:24.2#:Sd-34*23#
\d:ウェズン(Wezen) 1.84等 おおいぬ座(δ CMa)
:Sr07:08.4#:Sd-26*24#
\d:ベネトナシェ(Benetnasch) 1.86等 おおぐま座(η UMa)
:SR13:47.5#:Sd+49*19#
\d:サルガス(Sargas) 1.87等 さそり座(θ Sco)
:Sr17:37.3#:Sd-43*00#
\d:メンカリナン(Menkalinan) 1.09等 ぎょしゃ座(β Aur)
:Sr05:59.5#:Sd+44*57#
\d:ピーコック(Peacock) 1.90等 くじゃく座(α Pav)
:Sr08:22.8#:Sd-59*33#
\:アビオル(Avior) 1.90等 りゅうこつ座(Carina)(ε Car)
:Sr20:25.6#:Sd-56*44#
\d:アトリア(Atria) 1.92等 みなみさんかく座(α TrA)
:Sr16:48.7#:Sd-69*02#
\d:アルヘナ(Alhena) 1.93等 ふたご座(γ Gem)
:Sr06:37.7":Sd+16*24#
\d:アルギエバ(Algieba) 2.01等 しし座(γ Leo)
:Sr10:20.0#:Sd+19*51#
\d:ミラク 2.1等 アンドロメダ座(β And)
:SR01:10.4#:Sd+35.41#
\d:アルフェラッツ 2.1等 アンドロメダ座(α And)
:Sr00:09.0#:Sd+29*09#
\d:マルカブ 2.5等 ベガスス座(α Peg)
:Sr23:04.4#:Sd+29*08#
\スカート 2.4等 ベガスス座(β Peg)
:Sr23:05.3#:Sd+15*16#
\d:マルゲニブ 2.8等 ベガスス座(γ Peg)
:Sr00:13.9#:Sd+15*15#
\d:カフ 2.9等 カシオペア座(β Cas)
:Sr00:09.8#:Sd+59*13#
\d:ルーシュバー 2.7等 カシオペア座(δ Cas)
:Sr00:41.2#:Sd+56*36#
\:シェダー 2.2等 カシオペア座(α Cas)
:Sr01:26.5#:Sd+60*19#
\d:ポラリス 2.0等こぐま座(α UMi)
:Sr02:44.4#:Sd+89*19#
\d:メンカル 2.5等 くじら座(α Cet)
:Sr03:02.9#:Sd+04*08#
\d:ハマル 2.0等 おひつじ座 (α Ari)
:Sr02:07.8#:Sd+23*30#
\d:デネブカイトス 2.0等 くじら座(β Cet)
:Sr00:44.2#:Sd-17*56#
\d:メンカル 2.5等 くじら座(α Cet)
:Sr03:02.9#:Sd+04*08#


<星雲.txt>

星雲
\d:わし星雲(M16)
:Sr10:19.5#:Sd-13*47#
\d:オメガ星雲(M17)
:&MM017#
:Sr18:21.4#:Sd-16*10#
\d:干潟星雲(M8)
:&MM008#
:Sr18:04.5#;Sd-24*23#
\d:三裂星雲(M20)
:&MM020#
:Sr18:03.3#:Sd-23*02#
\d:亜鈴星雲(M27)
:&MM027#
:Sr20:00.1#:Sd+22*45#
\d:子持ち星雲(M51)
:&MM051#
:Sr13:30.4#:Sd+47*09#
\d:北アメリカ星雲(NGC7000)
:Sr20:59.2#:Sd+44*23#
\d:オリオン星雲(M42)
:&MM042#
:Sr05:35.9#:Sd-05*23#
\d:モンキー星雲(NGC2174-5)
:Sr06:10.4#:Sd+20*30#
\d:コーン星雲(NGC2264)
:Sr06:41.7#:Sd+09*52#
\d:ばら星雲(NGC2237-9)
:Sr06:32.6#:Sd+05*10#
\d:馬頭星雲(IC434)
:Sr05:41.6#:Sd-02*24#
\d:かに星雲(M1)
:&MM001#
:Sr05:35.2#:Sd+22*01#
\d:まがたま星雲 IC405
:Sr05:17.1#:Sd+34*20#
\d:プレアデス星団 (昴)
:&MM045#
:Sr03:48.2#:Sd+24*09#
\d:カリフォルニア星雲 NGC1499
:Sr04:04.2#:Sd+36*27#
\d:さんかく座の銀河 M33
:&MM033#
:Sr01:33.8#:Sd+30*39#
\d:アンドロメダ M31
:&MM031#
:Sr00:43.3#:Sd+41*20#